地表の絶対王者「木材腐朽菌」   特許

 上の写真。
  2015年、畑に宇井 清太新発見の木材腐朽菌が棲息している培養土「ペレポスト」を畑の表面に撒いて、
  2年間「不耕起」したもの。
  2017年8月20日に、この畑の表層土壌を採取し培養した。上の写真。
  この表層土壌には、木材腐朽菌とアオカビが検出されたのみで、他の微生物は発生しなかった。
  木材腐朽菌が畑の表層エリアを占有支配して、他の微生物5の侵入、生息繁殖を抑止、防止したと考えられる。
  かえていえば、これ状態が大自然の山野に地表の微生物生態系である。

  山野の野生植物では「病気」の発生は非常に少ない。
  その理由の一つが、林床、表層が木材腐朽菌に支配されており、病害菌が生息繁殖できない状態が維持されていることである。
  深層の土壌内には「嫌気性菌」が生息している。菌の棲み分けが「不耕起」の土壌では行われている。
  ここに病害菌が入り込む余地はない。これが自生地の菌社会である。


  病害菌というのは、人間が作った人工的な土壌に生息繁殖できる、菌全体から見れば、非常に特異な限られた菌である。
  そういうことから考察すると、無農薬栽培への近道は・・・木材腐朽菌を畑の支配菌にすればよいことになる。
  上野写真は、実際の畑において、それを可能にした実証試験写真である。
  ペレポスト。
  これを上手に使用することで・・・簡単に言えば・・・屋久島大王杉の土壌を再現できる。浄化された土壌である。
  病害菌の無い畑である・・・。
多くの農法では、
    畑の表層の微生物生態系を説明していない。

   土壌を・・・
     表層、浅層、深層・・・と仕分けして、そこに生息する微生物を仕分けすることが大切である。 
   更に、一年草作物と多年草作物を分けて、微生物を考えるべきである。
   同じ植物であるが、多年草と一年草では・・・まるで進化理念が異なるからである。
   つまり「エネルギー」の問題である。
   多年草は・・・永年にわたってのエネルギー政策。
   一年草は・・・単年度エネルギー政策。
   一年草なら光合成生産の一つの澱粉でも・・・どうにか種子を作れる。子孫を継代できる。
   種子を作れば・・・生命は完結する。
   一年草作物の土壌は、30日から200日間生育できれば良い土壌である。
   農業では、多年草植物を「一年草」のように扱い栽培している。
   一年草作物の場合は、畑を高回転させる「収奪農法」では、短期間に土壌は「劣化」する。
   これを再生るために・・・生まれたのが「家畜の排せつ物」の投与である。
   あくまでも・・・自然界にない・・・嫌気性菌が作る地力。
   この地力は病害菌をも増殖する
   大自然にあるのは「大地の力」。
   これは好気性菌の木材腐朽菌が作る。
   病害菌を繁殖させない力と、エネルギーを植物に供給する能力を持った力である。
   枯れ葉には1kg 約4000キロカロリーのエネルギーがある。
   これを、農事は見落としてきた。
   地表には・・・光合成が生産したエネルギーが枯れ葉の中に保存されているのに・・・。
   多くの植物は、これを見逃さなかった!
   しかし、人間の科学は・・・見落とした。
   現在の科学には・・・いたるところに「見落とし」がある!
   その見落とし科学理論を土台にした「農法」が資材が・・・多く流布している。
   だから、生産現場では・・・何が何だか分からない・・・・。


   



   多年草は・・・・種子にエネルギーを集約できない。自身も翌年も同じ場所で生き続けなければならない。
   一部のエネルギーを体内に備蓄しておかなければならない。老後のための蓄え・・・と同じ。
   多年草作物では・・・必ず「枯れ葉」が生まれる。
   この枯れ葉は・・・地表に落ちる。堆積する・・・。
   自然界では・・・土壌と混和することはない!
   畑で言えば・・・不耕起である。
   多年草の果樹であれば・・・何10年生き続けられる土壌でなければならない。
   つまり、日本列島における多年草植物の王者は「屋久島の大王杉、縄文杉」である。
   全国各エリアにある「巨木」である。
   この林床の土壌微生物の生態系を畑に作る。
   これが・・・多年草作物栽培の原理原則である。

   リンゴの自生地には、500年、800年・・・野生リンゴが・・・
   無農薬、無肥料で自生している!
   この地表は・・・「木材腐朽菌」が支配している。
   つまり、樹齢500年ということは、500年間にわたって、枯れ葉を株元の地表に、
   落してきたということになる。
   この膨大な葉は・・・どこに消えた???  堆積していない!
   木材腐朽菌がエサとして食べたのである!
   その結果「地表の土壌」が出来た。
   これを土壌分析して・・・こうだから・・・科学的に土壌を真似て改良すればいい・・・。
   それが、土壌分析農法。
   この土壌作りに関わった・・・木材腐朽菌を無視、削除。
   木材腐朽菌から見れば・・・これほど情けないことはない・・・。
   でも・・・それでは、永年・・・その土壌を維持継続できない。
   石灰を撒いても・・・苦土を施与しても・・・・
   PHは同じに出来ても・・・木材腐朽菌のような浄化は出来ない。
   老廃物質を除去できない・・・。土壌の浄化できない。
   そういうことで、数年は良く作物は出来ても・・・・永年持続できない。
   木材腐朽菌を削除した土壌分析の限界である。




   右写真の、サクランボ、柿の果樹畑から採集した土壌の菌は「木材腐朽菌」でなかった!
   だからサクランボは「農薬で固めたサクランボ」である。
   柿も同じ・・・・。
   地表は・・・病害菌が支配している・・・。
   病害菌は、落葉した枯れ葉の中で越冬している。
   もし、ここに、木材腐朽菌が棲息していれば、この越冬病害菌の胞子は、
   発芽し・・・繁殖することはない。
   第一次伝染を・・・木材腐朽菌を拮抗菌にすることで抑止できる。

   
土壌の表層を培養したもの。
空中には多くの微生物があるが、畑の地表には、写真のように、
微生物の生息は極めて少ない。
畑の表層の土壌では、微生物間の熾烈な生存競争が繰り広げられている。
勝ち組菌がエリアを優占支配するようになる。
若しも、この優占菌が「病害菌」であれば、畑の地表は「病害菌」によって支配された
汚染土壌になる。
 イチゴの炭疽病、萎黄病は、現在、そういう状態になっている。
 もはや「根絶」出来ない・・・病害菌汚染畑、高設栽培施設になっている。

畑に、絶対王者の「木材腐朽菌」が生息しいれば、木材腐朽菌がエリアを支配して、
病原菌は生息できないようになる。
空中には多種多様な微生物が浮遊している。
上写真は培養基上に落下した微生物
枯れ落ち葉の中に群生するカタクリ。
 この地表は「木材腐朽菌」が支配する世界である。
 嫌気性菌ではない。
 嫌気性菌では枯れ葉を分解できない!
農法一覧

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  Mリン農法
  福岡式自然農法
  ナサラ農法
  主体農法
  永田農法
  
  ・・・・・・・
  ・・・・・


  これ等の農法には新しいものから、古いものまで
  あるが、共通しているものが三つある。

   〇 植物は「光合成」で作られた一つの
      エネルギーで生きているとしていること。
   〇 植物が生きていれば必ず発生する
     「枯れ葉」「植物死骸」を分解出来る唯一の
     菌である好気性菌「木材腐朽菌」が無視、削除
     されていること。
   〇 限定した作物農法であること。
      限られた作物のみに適合した農法であること。
   
  つまり、植物には「エネルギー安全保障」システムが
  構築されていないという考え方である。
  光合成不足分を補完する調達システムが無いという
  前提なって組み立てられている農法である。

  作物の原点は「野生植物」。
  野生植物の自生地に地表は、リグニンセルロースを分解できる
  「木材腐朽菌」が絶対王者として支配している。
  植物が支配しているように見えるが、本当の支配者は、
  目に見えない・・・「木材腐朽菌」である。
  殆どの植物は木材腐朽菌の庇護の下で生き続けてきた。
  作物の基になった原種も同じである。
  この菌を取り上げない農法は、植物を知らないと同じである
  だから・・・説明できない場面が出てくる・・・どんな農法も。
  そういうことで、多くの、多様な陸生作物に適合しない
  ことが起こる。
  つまり、作物を、植物を見て・・・株元の「地表」を
  見ないからである。
  

  
    

 
連作すると病気が多くなる。
農業では、常識のようになっている「実証」からの知見である。
まさに、真理である。

しかし、大自然の「林床」と「連作畑」の菌社会を、木材腐朽菌からの目線で農業、園芸分野研究されたものはほとんどない。
その理由は、木材腐朽菌は「食菌、キノコ」と樹木病害菌、建築関係の菌であるという認識から、
農業との関わりを否定、削除してきたからである。

そういうことで、現在日本にある農法は右記のように多数あるが、いづれの農法でも木材腐朽菌を考察、論じたものはない。
これらの農法では、一口に言えば・・・屋久島の7000年の大王杉を説明できない。
木材腐朽菌なら簡単に説明できる・・・・。
本当に・・・光合成のエネルギーのみで・・・巨木を作り上げ、生き続けることが出来るのか・・・。
右の多様な農法では、葉を持たない、光合成をしないで生きている「菌従属植物」を説明できない。作れない・・・。

したがって、木材腐朽菌と農業の関係を追及してきたのは、世界中を探しても見当たらない。
宇井 清太のみが研究してきたようである。
そういうことで、これまでの常識と大きく異なることがでてきた。
その一つに・・・・有機物投与と微生物がある。

右の農法の中に「有機物」を扱うものが多いが、必ず「醗酵」させないと・・・ダメ。
酵母醗酵から、乳酸菌醗酵、アミノ酸醗酵、メタン発酵・・・
枯れ葉、木材、パルプも・・・必ず「醗酵」させないと・・・農業では、植物ではダメ、使い物にならないという農法である。
とんでもない・・・菌の特性を知らない、地球の地表の植物生態系、炭素循環を知らない人達が構築した農法である。
「朽ちる」という意味を知らない。
全部「腐る農法」。

屋久島の7000年の大王杉は、別な言い方をすれば・・・7000年間、枯れ葉を株元に落としてきた。
この「枯れ葉」は・・・どこに行った???
何処に消えた???
その謎こそ「木材腐朽菌」である。
地球で最も巨大な生物は、恐竜でもなく、クジラでもない。
2億8500万年の期間、絶対王者として「木材腐朽菌」が君臨し、植物自生地の地表を支配してきた。
山の林床が「醗酵臭」が漂うことなどない。
この自然の大地を・・・人間が破壊した「地表」が「田畑」である。
このことを説明するには「カタクリ」を畑で・・・右農法で作って見ることである。
殆どの農法で・・・里山に群生している「カタクリ」を栽培できないだろう。
なぜか????
自然の法則を真似てはいるが・・・本当に再現することが出来ないからである。
木材腐朽菌が削除した農法では・・・・
カタクリは、日本民族が神代の時代から「かたくり粉」の原料として重要な植物である。
この植物の球根を・・・2000年以上・・・はたけで作ることが出来なかった!
その理由は、里山の雑木林を支配している木材腐朽菌とそのエサ「枯れ葉」の意味を理解できなかったからである。
「枯れ葉の科学」が農業になかったからである。
「醗酵科学」と農業が・・・有畜農業のでの「地力増進」・・・イコール・・・多収穫に結合したからである。
家畜の消化器官に棲む微生物は・・・・大腸菌・・・0157・・・嫌気性細菌である。
醗酵と腐敗は・・・・同じ。
つまり、縄文杉の巨木に目を、心を奪われて、その株元に・・
・もっともっと巨大な生き物「木材腐朽菌」が生きていることが、
目に見えなかったということである。
木材腐朽菌が棲む培養土では、右写真のように「カタクリ」は無造作に作れる!
簡単い言えば、「土壌分析」の・・・・機器管理の農法では「カタクリ」は作れない。
なぜか?
分析項目に、管理項目に「木材腐朽菌」が入っていないからである!!
つまり、植物の「エネルギー」は、光合成のみで生産されている。
この理論から構築されている。
地球には「菌従属植物」「部分的菌従属植物」があることを・・・知らないで作られている農法である。
このことは、右一覧の農法全てに言えることで、光合成を行わないで生きている植物があることを想定していない。

菌根菌、菌根、木材腐朽菌、エネルギー調達についての解説の問題である。
つまり、大自然の地表の生態系から構築された農法ではなく、
人工の地表・・・畑、田から生まれた農法である。
あくまでも新しいように見える部分もあるが、過去の科学の知見から構築されている「農法」。 
植物全体に適応するものではない。




土壌を再生するには、「木材腐朽菌」が生息する地表にすることである。
それ以外の菌では、絶対に・・・出来ない。


木材腐朽菌が棲息すると・・・エサがあれば・・・
畑の地表は「木材腐朽菌」が優占し、他の菌は生息することが出来ない。
 
堆肥を施与すると多くの微生物が生息するようなり、植物が良く生育する土壌になる。


多くの農法でこのように説明されている。
しかし、実際の畑、圃場の地表では「菌の種類」は・・・「勝ち組菌」と「負け組菌」とに分かれる。
木材腐朽菌が棲息してりいる場合は、数種類の好気性菌(アオカビ、木材腐朽菌など)が生息する。
多種類の菌が棲み分けしているとは限らない。
その試験結果を写真で示す。

 1 空中浮遊菌の場合。
   多種多様な菌の胞子が浮遊している。
  右写真参照



 2 サクランボ畑、柿畑、ナス畑の地表土壌の場合  
    右下写真参照。
   サクランボ、柿畑は不耕起栽培。
   ナス畑は、栽植時に牛堆肥を施与した栽培。

   非常に多くの好気性糸状菌が生息していると想像していたが、
   写真のように、2,3種類の好気性菌が優占菌として、
   地表を支配していた。

   植物に根の養分吸収根は地表近く伸びている。
   病害菌のほとんどは好気性菌で地表近くに生息している。
   それで、降雨後泥が飛んで・・・下葉から病害が発生する・・・。
   
   堆肥を施与しても、地表では多種類の微生物が生息しない。
   菌の世界も場所取り、縄張りの争奪戦が熾烈である。
   毒素を出してエリアを護るものまである。
   これを解毒して、そのエリアを侵す菌もある・・・。

   こういう菌社会での最強の菌が「木材腐朽菌」である。
   枯れ落ち葉、植物死骸のあるエリアでは、絶対王者として、
   エリアを支配する・・・・

   環境に左右される植物は、どのような菌と共生・・・パートナーとするのか。
   動物も・・・女も・・・植物も・・・生き物は同じDNAを持っている。
   より強い・・・ものを求める!
   植物が選んだのは・・・最強の菌「木材腐朽菌」である。
   木材腐朽菌は地表近くに棲んでいる。
   木材腐朽菌は枯れ葉から「ブドウ糖」を生産している。
   このエネルギーを木材腐朽菌と共生すれば・・・・分けて頂けるのである。
   女が・・・カネの無い男より・・・ある男を選ぶ・・・・
   金色夜叉・・・の世界。カネの切れ目が縁の切れ目。
   自然の法則である。
   菌と植物の関係も同じである。

  しかし、近代の資本主義農業は、この当たり前の法則を削除して、
  目先の・・・・嫌気性菌を使った「地力増進」に流に走った。
  畜産の排泄物利用が・・・非常に合理的に見えるからである。
  つまり、炭素循環の「大地の力」ではなく、排泄物を使った「窒素循環」で、
  多収穫を考えた・・・・。
  化学肥料でも・・・有機でも・・・「窒素」信仰である。
  土壌は劣化する。こういう農業では、土壌浄化、再生システムが無い。
  老廃物を分解できる菌である木材腐朽菌がいない。
  畑に蓄積する老廃物質と病害菌。
  畑の地表は・・・病害菌が主役を務めている。

  水耕栽培は・・・土壌を「障害物」とまで考えている。
  そこで生まれた・・・収穫後の茎葉は・・・・施設には木材腐朽菌がいないから分解できない!
  つまり、自然界の木材腐朽菌による「再生循環」が無い。
  こういうところを「病害菌」は千載一隅」のチャンスとして狙っている!


  右一覧のいかなる農法でも、「完全無農薬」栽培場は不可能である。
  使う「菌」が異なる上に、菌が削除している農法も多いからである。
  つまり、現在の嫌気性菌信仰農業では、植物必須元素信仰農業では・・・
病害菌と戦うことが出来ない。
  2016年に大発生したバナナの「新パナマ病」は、それを証明している。
  耐病性品種も化学農薬も・・・耐性菌に前に沈没した。
  科学が・・・敗れた瞬間である。
  右の多くの農法で、新パナナ病を克服できるものがあるのだろうか。


 宇井 清太の発見した木材腐朽菌を使えば・・・・可能である。
 フザリューム菌を・・・木材腐朽菌が駆逐、抑止できるからである。
 野生の土壌に再生できるからである。
 エネルギーを持ち、病害菌にたいして「拮抗作用」を持つ木材腐朽菌が棲息してる土壌である。
 畑に木材腐朽菌を生息させる。
 これが決め手である。
 
 
  
   
著作権所有者   宇井 清太
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木材腐朽菌が棲息すると
        
土壌表層の菌社会(菌生態系)を            
        木材腐朽菌優占支配する